子どもからご高齢の方、外国籍の方など、様々なスポーツを通した豊かさを届けるために新宿で活動するクリアソン新宿では、その中の一つの取り組みとして、どなたでも安心して来場できる会場づくりを目指しており、包括連携協定を結ばれている 学校法人日本教育財団の首都医校と取り組まれていた企画に、ケアプロ株式会社の看護師も参加いたしました。

　今回は車椅子を必要とする方や医療的ケアが必要となる方を対象に、その様な方々でも安心して試合を楽しんでいただけるようにと、約半年前から現地視察やヒアリング調査も兼ねながら企画を進め、2023年9月30日（土）、味の素フィールド西が丘で行われたJFL第23節：vsソニー仙台FCにてクリアソン新宿、首都医校（高度作業療法学科・作業療法学科）とともにサポートいたしました。

　新宿区立障害者福祉センター、ひまわりProjectTeam、介護付有料老人ホーム：ソナーレ目白御留山から計7名の方がご来場され、歩行や車椅子サポートに加え、トイレ介助や暑熱対応など、主に健康面について対応をさせていただきました。

　会場としては、普段とは異なる場所にて車椅子観覧席を設置、ホーム側でピッチからの距離も近かったために、参加者からは、「臨場感ある中で、ホーム側の応援も間近で聞けるから楽しい！」など発言され、笑顔が溢れていました。参加者の身体の状況に応じた観戦をするための手づくりグッズを首都医校の学生が用意。参加者に好評で、皆で音を鳴らしながら応援したりと参加者とスタッフみんなで楽しみながら応援をしていました。

　体調不良者がでることもなく無事に終えることができ、「看護師さんがいるから安心して観戦できました。」というようなフィードバックもいただきました。

　様々な理由で試合観戦に足を運ぶことができなかった方々が、会場の設営を工夫したり私たちのサポートによってそのハードルを低くすることができたのではないかと思います。この素敵な企画が今後とも続くように、ケアプロ株式会社のALL SPORTS NURSEも関わっていきたいと思います。