JPS_パラアルペンスキーW杯・ID大会@札幌 救護レポート


 2024年2月10日(土)〜15日(木)『2024 トヨタ FISパラアルペンスキー ワールドカップ札幌大会』がサッポロテイネスキー場にて開催され、ALL SPORTS NURSEの看護師が救護活動をさせていただきました!日本国内で開催されるパラアルペンスキーのワールドカップは7年ぶり!17カ国、60選手が参加し、大会期間中は大回転(GS)、回転(SL)の2種目が実施されました。

【パラアルペンスキーとは】
 オリンピックと同様、滑降(ダウンヒル)、スーパー大回転(スーパーG)、大回転(ジャイアントスラローム)、回転(スラローム)、スーパー複合(スーパーコンビ)の5種目で競い合います。座位カテゴリーである「チェアスキー」は、時速100kmを超える速度で走ることもあり、とても迫力があります。順位の付け方は、立位(スタンディング)、座位(シッティング)、視覚障がい(ビジュアリーインペアード)の3カテゴリーに分かれ、さらに障がいの種類や程度、運動機能などによってクラス分けされ、実走タイムにクラスごとに設定された係数を掛けた計算タイムで決まります。

 障がいを抱えているとは思えない程の速さと迫力を感じ、とても魅力のある競技です!迫力のある競技であるため、多くの傷病者が発生するのではないかと懸念しておりましたが、幸い大きなけが人が発生することなく無事に大会が終了いたしました。

【救護活動した看護師Uさんより】
 この度初めてFISパラアルペンスキーワールドカップの救護に参加させていただきました。大会中、軽度の怪我の症例のみで、選手の皆様が無事に大会を終了出来て、安心しております。選手の皆様がとても明るく自己管理をしっかりされている事に驚きを感じました。また、大会に携わった全ての方々、事務局の方々の細部にわたる競技会場の点検、整備により、円滑かつ安全に大会が遂行出来たと強く感じております。この度の救護活動により、パラスキーに関して及びスキー用具に関しても知識を深める事ができ、有意義な時間を過ごす事が出来ました。今後も携わっていけたらと思っています。

 また、ワールドカップ終了後、2月17日(土)〜18日(日)にかけて第2回全日本知的障害者スキー競技大会もサッポロテイネスキー場と札幌市白旗山競技場にて開催され、アルペンスキー側にてALL SPORTS NURSEの看護師が救護活動を行いました。アルペンでは 大回転(GS)と回転(SL)が、クロカンではクラシカル 男子10km、女子5㎞ 、フリー 男子15㎞、女子10㎞を実施しました。3月にポーランド・ザコパネで開催される知的障害クラスの世界選手権(Virtus 世界スキー選手権大会)に向けた国内最後のレースであり、気迫のこもった滑りを見せてくれました!

【救護活動した看護師Uさんより】
 IDスキー大会に2日間メディカルスタッフとして、参加させていただきました。選手の皆さんは、華麗なフォームで滑り切り感動しました。この大会の入賞者は、ポーランドで行われる世界大会に出場します。皆さんの益々の飛躍を祈念しています。チームの皆さんは、お互いの個性を認め合い、助け合っている姿に絆の深さを感じました。表彰式、壮行会にも参加させていただき、沢山の感動をありがとうございました。

 ALL SPORTS NURSEには、イベント救護経験が豊富な看護師が全国各地に多数在籍しています。お困りのことがあれば、なんでもご相談ください。
https://careprosports.com/