イベント救護実績|MORIZO Challenge CUP Training(岐阜・恵那) 看護師常駐

2025年9月28日(日)、岐阜県恵那市の笠置山モーターパークで行われた「2025 MORIZO Challenge CUP エントラント向けトレーニング」に、ALL SPORTS NURSEの看護師が常駐しました。参加者はドライバー・スタッフを含め約30名で、サービスパーク(本部)に救護拠点を置き、走行中は呼び出しに即応する体制を整えました。
このトレーニングは、シリーズ戦の流れの中で安全に、かつ競技力を高めるための場として設定されたものです。当日タイムスケジュールや連絡体制は事前に整理し、運営・看護・本部の連携を一本化して当日を迎えました。
救護物品は救護バッグを中心に、AED・担架も会場で使用できるよう準備。開始前にAED場所・搬送導線・連絡手順を確認してから運用をスタートしています。
想定された傷病と対応
ラリーは高速走行×オフロード(段差・砂利・粉じん)という環境が重なるため、打撲・捻挫・切り傷・擦り傷といった外傷、熱中症や脱水、万一の頭部・頸部の強い衝撃などを想定して準備しました。救護拠点には止血・保護材、冷却用品、包帯・テープ類、バイタルチェック機器、AEDを揃え、「すぐ処置→状態観察→必要時は搬送判断」の流れを徹底しています。
緊急時は119番、迷うケースは岐阜県の救急相談 #7119を活用。近隣の医療機関を受診先・搬送先とし、会場→救急要請→医療機関の導線をあらかじめ共有しました。
救護実例
当日は救護件数0件/病院受診0件/救急要請0件でした。大きな事故や体調不良はなく、参加者は予定どおり走行を重ねることができました。
まとめ
モータースポーツは環境の変化が大きく、「もしも」に備える準備が結果的に“無事故”を生みます。本件では、
- 目的とリスクに合わせた救護計画の事前設計(会場情報・導線・連絡網の整理)
- 物品と人員のシンプルな配置(必要十分な救護キットと看護師常駐)
- 当日の即応体制(119/#7119の使い分け、受診先の明確化)
が機能し、安全にトレーニングを完了できました。今後も、競技の特性や会場条件に合わせて、準備 → 当日運用 → 報告までを一気通貫でサポートします。
前回練習会
ALL SPORTS NURSEは、競技会・練習会・観客救護など開催形態に応じた救護計画の立案から当日の運用まで、一貫してサポートします。ご相談はお気軽にお問い合わせください。
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