イベント救護実績|2025 Xリーグ秋季公式戦(秩父宮ラグビー場)

2025年8月29日、秩父宮ラグビー場で行われたXリーグ秋季公式戦にて、ALL SPORTS NURSEが観客向けの救護運営を実施しました。看護師2名で医務室を拠点に現場即応体制を構築し、安全・安心な観戦環境の確保に努めました。

イベント概要

  • 主催:一般社団法人 日本社会人アメリカンフットボール協会
  • 会場:秩父宮ラグビー場(東京都港区北青山2-8-35)
  • 日程:2025年8月29日
  • 想定来場者数:約8,000人
  • 救護対象:観客

想定リスクと対応方針

夏季ナイターでの熱中症・脱水、階段やスタンドでの転倒による外傷を主要リスクとして設定。主催側の医務室・救護物品・製氷機・飲料を活用しつつ、看護師は会場内要請に即応できる体制をとりました。

体制設計

  • 人員:看護師2名
  • 拠点:医務室(主催側設置)
  • 連携:主催オペレーションと事前に役割分担を共有(119要請の導線を含む)
  • 物品:救急箱、固定具(ソフラットシーネ)、血圧計(手首式)、パルスオキシメーター 等(主催側準備)

当日の運用と結果

  • 運用時間:16:30開始〜22:30終了
  • 救護実績:2件(うち 救急要請1件/医療機関受診1件)

事例①:足趾の爪剥離(観客)

段差で足趾の爪を引っ掛けて剥離。流水で洗浄後、被覆保護を実施。歩行にて退室。救急搬送・受診なし。

事例②:熱中症疑いに伴う転倒・頭部切創(観客)

意識消失後に転倒し右前頭部5cm以上の切創。消毒・ステリーテープ・ガーゼ保護の上、救急要請。到着までに経口補水液500mlと塩分タブレット摂取を促し、救急隊へ申し送り対応。医療機関受診あり。

看護師コメント

「主催者側のオペレーションが的確で、搬送までの流れがスムーズでした。」

まとめ

医務室を核にした現場即応と、主催との明確な役割分担により、救急要請事案を含む当日の救護にも円滑に対応できました。事前確認〜当日運用〜記録・申し送りまでの一連の流れが機能し、安心・安全な観戦環境の提供に貢献いたしました。

ALL SPORTS NURSEは、スポーツイベント救護経験が豊富な看護師を全国各地に派遣することができます。

スポーツイベント・大会の救護体制は、規模や会場条件に合わせて最適なプランをご提案します。お気軽にご相談ください。
https://careprosports.com/contact